「Society5.0」の世界での働き方とは??
皆さん、こんばんは「けんけん」です!
今回ご紹介する本は落合陽一さんが書かれた
【題名】
これからの世界をつくる仲間たちへ 働き方5.0
【本書を紹介する目的】
近頃よく聞く「Society5.0」という言葉。
これが何を意味しているかご存じでしょうか?
それらを踏まえて今後の世界がどのような道を歩んでいくのかを考えていきたいと思います。
働き方5.0
前書き
「コロナ」によって、社会の前提がすべて変わった。
我々の「働き方」が大変革を迫られ、ますますコンピュータやAIが進化する中、
私達は「人間がやるべき仕事とは何か」という命題に直面している。
機械では代替できない能力を持つ人材=「クリエイティブ・クラス」として
生き抜いていくには、社会とどう向き合うべきなのか。(本文冒頭より引用)
Society5.0とは
本文の内容を理解するため、まずは「Society5.0」について紹介します。
Society5.0とは
情報化社会(Society4.0)が社会に浸透し、今度はそれらをどう組み合わせて世の中の課題を解決していくか(人間とコンピュータが共存する社会)
Societyの考え方は以下の通りで
・Society1.0=狩猟時代
・Society2.0=農耕時代
・Society3.0=産業時代(産業革命、モノづくりの時代)
・Society4.0=情報時代(Windows96の登場)
という流れで世の中は変化を迎えてきています。
Society4.0とSociety5.0の違いを以下の表にまとめてみました。
Society4.0 | Society5.0 |
製造業がメイン | 業界を越えて繋がる(妄想の世界) |
AI、ディープランニングといった技術の登場 | それらの技術を世の中でどのように活かしていくのか |
ホワイトカラーが優秀とされる時代 (管理職が高い給料をもらう時代) |
ブルーカラー(専門的な尖った知識をもった人)
(単純作業はロボットが行う時代) |
Society5.0を生き抜く上で大切な考え方
本書の中で以下のように述べられております。
・あなたが今行おうとすることによって誰が幸せになるのか
・なぜ、いま、その問題なのか。なぜ先人たちはそれができなかったのか
・過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか
・どこに行けばそれが実現できるのか
・実現のためのスキルは他の人が到着しにくいものなのか
これらの観点を持ち、問題発見をしていこうと述べられていました。
どういうこと?と思われる方も多いと思います。以下に例を述べますが
私なりの解釈として
「誰にもできない、自分にしか解決できないオリジナルな問題を考えぬく力を持ちつつ世の中を生きていくことが大切」
ということだと思いました。
例えば、あなたが大手起業に入りたい!としましょう。それはなんででしょうか?
給料?待遇面?知名度?安定?ただそれだけで選んではいないでしょうか?
もちろんきちんとした目的意識があって入るなら良いと思います。例として
【やりたいこと】
人々が使っている検索結果を分析し、それを元に人々の行動原理を知りたい
という目標があったとしましょう。それを成し遂げるためには
「巨大な検索エンジンを要した会社に入るべき」でしょう。
なら必然と「Google」「Yahoo」といった大手検索会社を目指すのならわかります。
しかし、何も目的を持たず、仮に入社できたとしてもこれからの時代決して成功はできないと言われています。
以上のような理由から「こういう目標があり、それが今まで成し遂げられなかった理由、また成し遂げたらだれが幸せになり、結果成し遂げるための手段はなにか」を考え続けることが大切だということです。
若いうちから意識し、「小さな問題意識に目を向けられる」思考体力がこれからの時代を生き抜く上では必要といえるでしょう。
ディズニーが全世界で成功している理由(Wowの種類)
今や全世界共通で夢を与え続けている「ディズニー・ランド」
ではなぜ全世界の人々はディズニーランドに惹かれるのでしょうか?
Society5.0は「妄想を現実にできる世界」だと思いますので、この考えは役に立つと思い紹介させて頂きます。
Wowの違い
日本人もよく驚いたときに使う「Wow」。
これらには以下の種類があると述べられています。
①きれいなもの、美しいものをみたときに出る言葉
②すげえ、やべえと思ったときにでる言葉
③楽しいと思ったときに出る言葉
④なんだかジーンとしたときに出る言葉
ちなみにディズニー・ランドで皆さんが思う「Wow」は③の「楽しい」という感情にあたるそうです。この「楽しい」という感情が全世界70億人を魅了する感情ということは逆に考えれば「この感情を持ってもらえるようなサービスを提供すればよいのでは」と思いませんか?妄想を現実にできる社会になっているからこそ、「楽しい」と思ってもらえるように世界を構築していきたいですね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
本書全体をもう一度まとめると
・「Society5.0」=妄想を現実にできる社会(人間とコンピュータの共存世界)
・単純作業はコンピュータが得意。その強みを活かしつつ、新たな社会を創造する
・創造するためには、「思考体力が必要」。「なぜ」を常に意識しつつ、考え抜く事
・確固たる専門性とオリジナリティを持ちつつ、自分という人間の価値を自己肯定していく
・素人のような考えを持ちつつ、玄人のように実行することで世界70億人に対して「Wow」を届けることができる
今こそ人間の本当の価値が問われている社会だと実感しました。
私も自分の価値を見出すため、まずは社内で課題と思っている点を半年以内に実行します。その為に、Pythonを用いてAIを作ります。今まで先人たちができなかった理由は誰もPythonをやろうとしなかったから。それをすることで「凡ミス」が少なくなり、本当に必要な業務に集中できると思います!皆さんと共に社会を変えていきます👍以下に本書を載せておくので、気になった方は是非一読してみてください!
【本ブログ作成者について】~けんけんブログ~
私のブログのコンセプトは「これからの日本をどう変えていくか、それを通じて読んだ本を皆さんに紹介しつつ、交流の場を作ること」です。なのでターゲットとしては20~40代の人に向けて本を紹介することが多いです。その中で「体験談」とかもブログとしてあげていくのでぜひ読んでみてください!
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